JFE Shoji America、NinjaOneでIT運用を標準化

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成果

  • ほぼ即時価値実現までの時間
  • ゼロ移行中のダウンタイム
  • 4つNinjaOneで置き換えたツールの数

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JEF Shoji America導入事例

概要

JFE Shoji America Holdings Inc.は、JFEホールディングス株式会社のグローバル商社部門であるJFE商事株式会社の米国子会社です。JFEホールディングスは、JFEスチールによる鉄鋼製造、JFEエンジニアリングによるインフラ・プラントエンジニアリング、JFE商事によるグローバル貿易という3つの中核事業を軸とする多角的な企業グループです。

同グループは、「鉄」と「エンジニアリング」が生み出す多様な価値を、世界中の顧客に提供しています。JFE Shoji America Holdingsは、M&Aを通じて北米での事業展開を積極的に拡大しています。

この記事では、JFE Shoji America Holdingsのゼネラルマネージャー兼ITリードである澤田朗氏、同グループの北米子会社である Kelly PipeのCIO、James Fiorillo氏、および同じく北米子会社であるCEMCOのITマネージャー、Thomas Foreman氏にお話を伺いました。澤田氏、Fiorillo氏、Foreman氏の3名が、導入を決定した立場と現場で体験した立場、それぞれの視点からNinjaOne導入の実体験を語っています。

NinjaOneのレポート機能のおかげで、コンプライアンス対応がこれまでになく簡単になりました"

ゼネラルマネージャー兼ITリード、澤田朗

課題

深まる複雑性と高まる標準化の必要性

JFE Shoji Americaの事業が北米全域に拡大するにつれ、グループ各社のIT環境は、各社の個別要件に合わせた独自の形で整備されていきました。

澤田氏の着任以前、北米のグループ各社では、IT資産管理およびパッチ管理の標準ツールとしてHCL BigFixを導入していました。しかし、買収を通じてグループに加わったCEMCOとStudcoは、それぞれ独自のRMMツールを導入していたため、地域全体でのIT管理ツールの標準化は未解決の課題となっていました。

HCL BigFixは、東京本社が資産およびパッチ管理についてグローバルな可視性を維持する上で、重要な役割を果たしました。一方で、エンドポイントの管理と運用が本社と地域子会社の間で分断されていたため、北米チームにとって日々の運用業務は困難なものとなっていました。

「HCLにおけるアクセス権の構成とデリゲーションの仕組みが、現場のチームの日常業務を必要以上に複雑にしていました」と、Kelly PipeのCIO、James Fiorillo氏は語ります。「デバイスの追加や削除、オンデマンドでのパッチ適用などの日常的な作業が、本来あるべきほど簡単には行えなかったのです」

こうした状況を背景に、既存のツールの限界を解消しつつ、JFE Shoji America Holdings傘下の各子会社の個別要件にも対応できる新たなソリューションの必要性が浮き彫りとなりました。さらに、グループ各社は、JFEグループのセキュリティパッチ管理基準およびレポート要件を遵守することが求められていました。このような課題を抱えながらも澤田氏は、北米の各子会社の業務上の実情を考慮した適切なソリューションを導入すれば、これらの要件を効率的に満たしつつ、日常のIT運用に過度な負担をかけずに済むようになると確信していました。

解決策

統合IT運用プラットフォームが実現する、即時の価値提供

JFE Shoji Americaは、北米のグループ各社に導入されていたさまざまなツールを「NinjaOne」に置き換えました。しかし、この導入ははじめから全社的な展開であったわけではありません。澤田氏は、当時兼任で統括していた北米のグループ会社で初めてNinjaOneを導入し、そこで自らポリシーを設計・管理します。同氏は実体験を通じて、グループが抱えていた課題をNinjaOneが解決できるという確かな手ごたえを得るとともに、他のグループ会社に対しても自信を持ってこのソリューションを推奨できると確信しました。

結果と成果

4つのツールを1つに置き換え

自らNinjaOneを検証した後、澤田氏はFiorillo氏に連絡を取りました。両氏は、Fiorillo氏が資産管理やパッチ管理において直面していた課題について話し合い、改善後の理想的な状態について意見をすり合わせました。この会話を経てはじめて、NinjaOneのデモを実施する運びとなります。

「正直、導入がこんなに簡単だとは驚きました」とFiorillo氏は語ります。HCLおよびその補助ツールからの移行は、迅速かつスムーズに完了しました。移行中のダウンタイムは一切なく、各チームはすぐにNinjaOneの使用を開始し、ほぼ即座に価値を実感し始めました。

「以前使用していたツールとは比べ物にならないほど使いやすいです。NinjaOneへの移行前は、WSUSやリモート管理用のTeamViewer、ソフトウェア配布用PDQなど、複数のツールを使用していました」と、2022年に買収を通じてJFE商事グループに加わったCEMCOのITマネージャー、Thomas Foreman氏は述べています。「NinjaOneのおかげで、自社が使用しているテクノロジーをしっかりと把握できるようになりました。同じプラットフォームでNinjaOne Remoteまで使えるのは、まさに言うことなしです。NinjaOneの各種機能のおかげで、現地対応のための技術者派遣を25%削減できました」

M&AはもはやIT部門の頭痛の種ではない

NinjaOneは、JFE Shoji Americaの全グループ企業に対してオンボーディングの効率化を支援し、新たに買収された企業がグループに加わる際の強力な武器となりました。

「システムをドメインに加入させるとすぐに、NinjaOneのカスタムポリシーが自動的に取得され、当社のビジネスアプリがすべてインストールされます」とForeman氏は述べます。「システムが起動してから使える状態になるまで、ほんの一瞬しかかかりません」

かつてオンボーディングは時間と手間のかかるプロセスで、新たに買収したグループ企業ごとに専任のフィールドエンジニアがカスタムソフトウェアを手作業でインストール・設定する必要がありました。現在は、NinjaOneの自動化機能を活用することで、新規買収企業のオンボーディングがシンプルになり、エンジニアによる手動対応が実質的に不要となりました。NinjaOneに組み込まれた信頼性の高い自動化機能、カスタムポリシー、そして直感的なUI/UXが、M&AをIT部門にとっての頭痛の種からスムーズに進められるプロセスへと一変させました。

世界規模でセキュリティを強化

NinjaOne Autonomous Patch Managementの導入により、JFEグループのパッチ管理およびセキュリティポリシーへの準拠が効率化されました。「パッチインテリジェンスAI」などの組み込み機能を活用してパッチのリスク評価を行い、更新の優先順位を効果的に決定できるため、澤田氏の意思決定も迅速化しました。さらに、業界最高水準の自動パッチ適用機能が、各グループ企業とそのデバイスに合わせてカスタマイズされた適切な更新プログラムを展開します。リアルタイムのレポート機能により、澤田氏はグループ全社のコンプライアンス遵守状況を簡単かつ即座に確認できるようになりました。

まとめ

NinjaOneは、JFE Shoji Americaにおいて、断片化していたツールセットをただ置き換えただけでなく、これまでとは根本的に異なるIT運用の在り方に向けた道を拓きました。北米全域に拠点を構える複数の事業体からなる組織が、NinjaOneを活用することで、IT運用の統合、デバイス管理の標準化、新規子会社のオンボーディングプロセスの簡素化、そして本社ポリシーの遵守を実現しました。

「NinjaOneなしでは、この仕事はできませんでした」と澤田氏は語ります。「私は北米全域にわたる8つのグループ企業の統括を担当しています。中にはIT部門を持たない会社もあり、各社異なるニーズや課題を抱えています。NinjaOneのおかげで、私は大きな自信を持ってこの仕事に取り組むことができています。NinjaOneのプラットフォームは、各地に分散しているチームにとってはシンプルで使いやすく、本社にとっては信頼性の高いものです」

導入の経緯を振り返り、澤田氏は次のように語ります。「NinjaOneの導入は、あくまで出発点に過ぎませんでした。真に決定的な役割を果たしたのは、FiorilloやForemanのような、自社のビジネスやIT環境を深く理解している同僚が、NinjaOneプラットフォームを積極的に受け入れ、それぞれのチームで活用できるようにしてくれたことでした。彼らなくしては、NinjaOneが今日のように、グループ各社にとって欠かせないソリューションになることはなかったでしょう」